読み手「やまだ眸月真」のつぶやき

長崎の民話 五島編 第4話 「次郎じいさん」

今回のお話『次郎じいさん』、私がまず親しみを覚えたのは、“次郎じいさん”という名前でした。
母方のおじさん、母は9人兄弟の下から3番目なのですが、上から2番目のお兄さんが“じろう”という同じ名前だったので、すごく親近感がわきました。
兄弟の中で上から2番目に生まれた男の人、下に弟妹がたくさんいて、しかも父親は戦死という中で、一族の中でこの“じろうおじちゃん”の活躍ぶりはすごくて、本当に一生懸命働いて親戚中を潤わせてくれたおじさんでした。
そのおじさんととても重なって読ませていただきました。
毎回の朗読で五島弁に時間をかけているんですけれども、五島弁を抜きにして考えたときに一番苦心した箇所、皆さんどこだと思われますか?それは河童の腕が抜けるところです。
「ズボッ」という擬音語でした。
私は、田んぼに足を突っ込んで抜く音でイメージをしてみました。いかがでしたでしょうか?

 
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