読み手「やまだ眸月真」のつぶやき

長崎ひとりあるき 第3話「ペーロン」と「陸ペーロン」

ペーロン、大好きな競技です。
男の人が精一杯櫂を漕ぐその美しさ、背中の筋肉の美しさ、手を動かすときの美しさ、漕ぎ手が一人として乱れず一体となって、船が前に進んでいく姿は本当に魅力的です。
実は、私の夫も漕ぎ手です。
蚊焼という港町の育ちなので、そこで乗っていました。
蚊焼地区は、お盆の頃にペーロン大会が開かれます。
義母はペーロンの日生まれですので、ある意味命がけというか、地区の緑の旗を持ち、港の先端の岩場の方まで行き旗を振って・・・というように、本文に出てくるような応援をします。
ペーロンの日、蚊焼地区はお祭りになります。
結婚後、初めてこのお祭りに参加する時、当日の朝は何時に起きるのか、義母にたずねたところ「朝の4時」だと答えが返ってきました。
てっきり冗談だろうと思っていたので、6時頃に起きていったところ、たくさんのお料理の準備がすっかり終わっていました。
いたらぬ嫁・・・。
その後も、4時に起きたことはありません・・・。

 
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